天キー6に持ち込むキーボード

「天下一キーボードわいわい会 Vol.6」が、2024年5月4日に開催されます。

キーボード好きが様々なキーボードを持ち込んで、来場者に見てもらうイベントです。
私も参加して、いくつかのキーボードを持ち込む予定です。

この記事では、私が持ち込むキーボードの紹介をします。


目次


0. おことわり

当日の会場の状況次第で、ここに挙げたキーボードが展示されない可能性があります。

この記事は一部アフィリエイトリンクを含みます。


1. 私が設計したキーボード

1-1. Teihai70H

  • キーキャップ
    • Keychron JIS配列 ロープロファイル ABS
  • キースイッチ
    • Gateron Low Profile 2.0 Chocolate

Gateron Low Profile 2.0 Switchに対応した、日本語配列薄型キーボードです。
今回持ち込んだのは「ローズウッドカスタム」と銘打ったバージョンです。

「ローズウッドカスタム」は、スイッチプレートにローズウッドの突板を貼り付けたものです。
通常のスイッチプレートは1.2mm厚ですが、こちらは0.8mm厚のプレートに約0.4mmの突板を貼って概ね同じ厚みにしています。。
貼った後にスイッチ穴を切り抜かないといけないのはちょいと面倒ですが、木の質感が好きなので頑張りました。
突板はこちらの「クイックタイプ」(粘着シートが付いているもの)を使用しました。

樹種やサイズが豊富なのがお勧めポイントです。

また、周囲を合成皮革の革紐(幅6mm)でぐるっと囲っています。
ちょっと品のあるキーボードに仕上がったと思っています。
でも近くでよく見ると素人の工作感がバレるかも……。
周囲を革紐で巻く件に興味がありましたら、こちらの記事もご覧ください。

革紐はこちらで購入しました(アフィリエイトリンクです)。


1-2. Teihai64

  • キーキャップ
    • Keychron ロープロファイル Double Shot PBT LSA (Knight)
  • キースイッチ
    • Gateron Low Profile 2.0 Red
    • Gateron Low Profile 2.0 Brown
    • Gateron Low Profile 2.0 Blue
    • Gateron Low Profile 2.0 Banana
    • Nuphy Aloe
    • Nuphy Daisy
    • Nuphy Cowberry
    • Nuphy Wisteria

以下のロープロファイルスイッチに対応した薄型キーボードです。

  • Gateron Low Profile 2.0 Switch
  • Kailh Choc V1
  • Kailh Choc V2 (Lofreeカスタムスイッチを含む)

スタビライザーを使わないことで、複数種類のロープロファイルスイッチに対応しています。

展示機は列によってキースイッチが異なっておりますので、ぜひ打ち比べてみて違いを感じてください。
こちらは革紐ではなくマスキングテープを周囲に巻いています。

先日のキーケットでいくつか頒布しました。
そろそろ委託販売したいですが、なかなか準備が進められずにいます。


1-3. Teihai48G

  • キーキャップ
    • beekeeb SMOLO
    • Chocfox CFX (transparent)
    • Choc V1 無刻印キーキャップ (クリア)
  • キースイッチ
    • Choc V1 Red Pro
    • Ambients Silent (35g Linear)
    • Sunset Tactile
    • Choc V1 White
    • Lofree Ghost
    • Lofree Phantom
    • Lofree Wizard
    • Choc V2 Silent Linear
    • Choc V2 Silent Tactile
    • Nuphy Aloe
    • Nuphy Cowberry
    • Gateron Low Profile 2.0 Chocolate

以下のロープロファイルスイッチに対応した、薄型格子配列キーボードです。

  • Gateron Low Profile 2.0 Switch
  • Kailh Choc V1
  • Kailh Choc V2 (Lofreeカスタムスイッチを含む)

「価格を抑える」というのがテーマの一つです。
基板発注は基板のサイズによって価格が変わってくる(大きいほど高い)のですが、特に100mm四方に収まる場合にとても安くなる傾向があります。
これをふまえて、100mm四方に収まる基板をいくつか組み合わせる設計とすることで、費用を抑えようとする試みです。
組み立て前の基板も持参したので、スペースに余裕があれば基板も展示するかもしれません。

展示機は列によってキースイッチが異なっており、各種ロープロファイルスイッチのキースイッチテスターとしての利用も想定しています。
よかったら触ってみてください。


1-4. Teihai17N

  • キーキャップ
    • XVX Low Profile Keycaps
  • キースイッチ
    • Gateron Low Profile 2.0 Red

Gateron Low Profile 2.0 Switchに対応したテンキーパッドです。
前述のTeihai70HやTeihai64とあわせて使うといい感じです(当”者”比)。

先日のキーケットでいくつか頒布しました。
こちらもそろそろ委託販売したいですが、なかなか準備が進められずにいます。


1-5. Let’s Swamp

  • キーキャップ
    • Doys (Black transparent)
  • キースイッチ
    • TTC Frozen Silent
  • TRRSケーブル
    • Jizai Style METASPIRA DENSE

左右分割格子配列キーボードです。
CherryMX互換スイッチに対応しています。
オープンソース化していますので、誰でも基板を発注することができます。

Doysキーキャップとのツライチ(キーキャップ天面とキーボード本体が平らな状態)を目指してカスタマイズしました。
一応目論見は達成できました。
2024年5月現在、私のメインキーボードです。
TTC Frozen Silentの打ち心地が好きなんですよね。


1-6. MerryChriKB2

  • キーキャップ
    • beekeeb SMOLO
  • キースイッチ
    • Gateron Low Profile 2.0 Banana

クリスマスツリー型のキーボードです。
キーボードです。大事なことなので2回言いました。
LEDを搭載しており、本物のツリーのようにピカピカ光ります。


1-7. Joker8

  • キーキャップ
    • Chocfox CFX (Transparent Black)
  • キースイッチ
    • Choc V1 Sunset Tactile

名刺ケースに入るサイズのマクロパッドです。
こちらはウォールナットの突板を貼っています。
木の質感がキーボードで感じられる、というある種のミスマッチ感が好きなんです。


1-8. FDkeeb

  • キーキャップ
    • MBK Legend‡ Glow R2 black
  • キースイッチ
    • Sunset Tactile

フロッピーディスク型の1キーマクロパッドです。
ネタ枠のつもりで作りましたが、Ctrl+S専用機として意外と役に立つかも?しれません。
※効果には個人差があります


2. 他の方が設計したキーボード

2-1. YM60JIS

  • キーキャップ
    • GMK JIS + 前回の天キーでいただいたキーキャップ
  • キースイッチ
    • Ram Switches - Silent Ver.

Poker互換ケースに対応した日本語配列キーボードです。
日本語配列の自作キーボードは少数派なので、貴重?な一品です。

余談ですが、キーキャップはキーボード以上に日本語配列が少数派なんですよね……。
最近はちょっとずつ増えていますが、それでもANSIと比べたら圧倒的に少数です。

こちらもTeihai70Hと同様、スイッチプレートにローズウッドの突板を貼っています。
(Poker互換ケース対応なのにPoker互換ケースに入れていないという)
さらに四隅に金メッキのネジを使うことでゴージャス感をアピール。
金色と木材の組み合わせ、好き。


2-2. GK6

  • キーキャップ
    • Keyreative Asimov (Bright Orange)
  • キースイッチ
    • Gateron Silent Clear(ルブ済み)

Gizmo Engineering製の格子配列キーボードです。
個人が設計したものではなく企業?が企画販売しているものだと、格子配列は珍しいです。
(個人設計でも少数派ではありますが)

たまに使いたくなるキーボードです。
ケースの中が空洞なのでちょっと音が響く感じがあります。
そのうちシリコンなどで埋めるつもりです。
そのうちっていつさ?


3. おわりに

もし気になるキーボードがあって話を聞きたいなどありましたら、ぜひ当日の会場で声をかけてください。
(こちらのコメント欄やTwitterなどでも結構です)
「ここはこうしたらいいのではないか」「これを頒布してほしい」などなど、いろいろお気軽に話してください。
よろしくお願いします。


この記事は Let’s Swamp で書きました。