fluxflexでは、公式にcronが使えるとも使えないともアナウンスされていません(たぶん)。
いろいろ試してみた結果「使える!」ということがわかったので、手順をまとめておきます。
なお、(たぶん)公式にアナウンスされていない機能であるため、いずれ使えなくなる可能性もありますのでご注意ください。
手順
- fluxflex_admintoolsをインストール
- ajaxtermから管理用パスワードを設定
- flxcronからcrontabを設定
fluxflex_admintoolsをインストール
fluxflexのプロジェクト管理画面で「Setup」→「One Click Install」→「Shared」を選びます。
「fluxfle_admintools」の「Install」ボタンをクリックします。
ajaxtermから管理用パスワードを設定
インストールが終わったら、
https://[プロジェクト名].fluxflex.com/ajaxterm/ajaxterm.php
を開きます。
basic認証ダイアログが開くはずです。
ユーザー名に「admin」、パスワードに「12345」と入力して下さい。
そうすると、terminalっぽい画面が立ち上がります。
ちょっと灰色になった部分に何らかのコマンドを打ち込んでEnterを押せば、その結果が返ってきます。
以下のコマンドを入力し、初期パスワード「12345」を変更します。
perl -e 'print "admin:".crypt("[任意のパスワード]","aA")."n";' >/home/[プロジェクト名]/.htpasswd
flxcronからcrontabを設定
https://[プロジェクト名].fluxflex.com/flxcron/flxcron.php
を開きます。
basic認証ダイアログが開いたら、ユーザー名に「admin」、パスワードには先ほど設定したパスワードを入力して下さい。
味も素っ気もない画面が開きます。
入力エリアにcrontab的な記述をします。例えば…
0 * * * * date >/home/[プロジェクト名]/public_html/date.txt 5 * * * * /usr/bin/wget http://www.yahoo.co.jp --output-document=/home/[プロジェクト名]/public_html/yahoo.html
こんな感じ。
入力が終わったら「submit」ボタンを押せば、タスクが登録されます。
crontabの記述については、適宜検索してください。
注意事項(2011/09/08追記)
crontabでいろいろ実行できますが、パスは/binくらいにしか通っていないっぽいです。コマンドをフルパスで書くか、もしくは
*/5 * * * * export PATH=/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/usr/local/sbin ; wget ...
みたいに適宜パスを通しておくと良さげ。
また、ajaxtermでdateと打ってみるとわかるのですが、fluxflexサーバーの時計が実際の時刻とちょっとずれているかもしれません。
ジョブの実行時刻をシビアにコントロールしたい場合は注意したほうが良いかも。