名画モチーフのオリジナルキーキャップを作る

この記事は、キーボード #2 Advent Calendar 2025 の1日目の記事です。

名画とキーボード
Keyboard:Teihai24Gx2
Switch:Lofree Hades
Keycap:自作

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— alg (@alglab.net) 2025年11月9日 20:37

名画をモチーフにしたキーキャップを作ってみました。
良い反応をたくさんいただけたので、その作り方を共有します。


目次


1. 環境を整える

この記事は以下の環境を前提としています。
将来のバージョンアップにより画面などが変更になる可能性があります。

  • HueForge 0.9.1
  • OpenSCAD 2021.01
  • Bambu Studio 2.3.1.51
  • BambuLab P1S Combo(=AMS付き)

2. キーキャップの配置を考える

まず、どんなキーキャップの配置にするかを考えます。
私は4行6列で全1Uの配置としました。


3. 画像を用意する

キーキャップの配置を決めたら、それと縦横比を合わせた画像を用意します。
私はパブリックドメインとなっている画像から、神奈川沖浪裏を選びました。

縦横比が異なる場合は適宜切り抜きなどを行い調整します。


4. HueForgeでキーボード面積に合わせたデータを作る

3.で用意した画像をもとに、HueForgeで色を調整してデータを作ります。
HueForgeの使い方については以前書いた記事を参考にしてください。

色の調整が終わったら、HueForge画面右上の幅または高さを適宜変更します。
幅と高さのどちらかを変えると、もう一方が画像の縦横比に応じて自動的に変わります。
4行6列で全1Uなので、高さが 19.05 ✕ 4 = 76.2(mm) 、幅が 19.05 ✕ 6 = 114.3(mm) としました。

幅または高さを適宜調整する

プロジェクトを保存すると、実際の3Dプリントに必要なファイル群が出力されます。


5. キーキャップデータを用意する

配置に沿ったキーキャップの3Dデータ(stl形式)を用意します。

私の場合、ベースとなる1UのキーキャップデータをOpenSCADで作成し、さらにそれをOpenSCADでいい感じに増やして配置しました。
配置が終わったら、stlファイルとして書き出しておきます。


6. HueForgeデータとキーキャップデータを合体させる

HueForgeのstlデータとキーキャップのstlデータを合体させます。

天面部分のみ、キーキャップのstlとHueForgeのstlの共通部分を残します。
OpenSCADだと intersection() です。
FreeCADなどでも同様のことはできると思いますが、未確認です。

天面以外の部分は、キーキャップのstlをそのまま残します。

できあがりイメージ


7. HueForgeの出力指示を読み替える

HueForgeの出力指示ファイル(ほげほげ_describe.txt)に書いてあるフィラメント入れ替え指示を、キーキャップの高さに応じて読み替えます。
例えば、先ほど合体させたキーキャップ天面以外の高さが8.0mmだった場合、フィラメント入れ替え指示の数字に100層を足した数が実際に入れ替える層番号になります。
3Dプリント時の積層高さが0.08mmであれば、 8.0 ÷ 0.08 = 100 層を加算することになります。


8. 3Dプリントする

読み替えた指示にしたがって3Dプリントすれば完成です。


終わりに

12/1当日の夜にこの記事をあわてて書いております。
かなり駆け足になってしまった感がありますが、いかがでしたでしょうか。
後日あらためて加筆修正したい気持ちはありますが……できるかな……?
不明な点があれば聞いてください。わかる限りお答えします。


明日12/2は、カレンダー#1は ぷʓぷʓ@家 さんの「QMKの知られざる?機能について活用方法を書きます」の予定です。
カレンダー#2は明日の登録がないようです。最も近いのは12/6、 ぱぱパンダ さんの「3Dプリンタで色々作った話?」の予定です。

この記事は、以下のキーボードで書きました。

  • Keyboard: Teihai24Gx2 + 突板貼り仕様ケース
  • Switch: Lofree Hades Low-profile POM Switch
  • Keycap: 自作の3Dプリントキーキャップ