複雑怪奇なUSBの世界、そこに舞い降りた一筋の光。
それが、USB CABLE CHECKER 2。
USBケーブルの性能をチェックするガジェット USB CABLE CHECKER 2 を入手したので、手持ちのケーブルをいろいろチェックしてみました。
チェック結果の前に、結果の見方を確認しておきましょう。
下のほうにある「A側コネクタ」と「B側コネクタ」にケーブルを接続すると、チェックが行われます。
そして左上の「OLEDディスプレイ」とその下の「ワイヤ接続確認LED」に、そのチェック結果が表示されます。
ディスプレイに表示される文字やLEDの意味は、追い追い説明していきます。
C-A ケーブル
「C-A ケーブル」という呼び方が一般的かどうかはわかりませんが、Type-C と呼ばれるポートといわゆる普通のUSBポートの組み合わせです。
AUKEY USB Cケーブル USB C & USB A 3.0 ケーブル
3本セットを ¥1,300 くらいで購入しました。2020/08/15時点では在庫切れですね。
OLEDディスプレイの一番上の行(GND+VBUS=xxx mΩ)には抵抗値が表示されています。
長いケーブルのほうが抵抗値が高いようですが、それ以外の機能は同等みたいですね(長さ違いのセット品だから当たり前か)。
抵抗値が高いということは電気が通りにくいということ……だと思います……ので、高すぎると充電効率が悪かったり熱をもちやすかったりする……のかも?(自信なさすぎ)
また、「DOWN5.1K/SINK 0.5A」という表示も見えますが、マニュアルによると
これにより接続先USB機器は可能であればホストとして動作します。
とのこと。
……どゆこと?
よくわからんけど、USBにおいては制御をおこなう側が「ホスト」で利用される側が「デバイス」らしいです。
充電器側がホスト、スマホ側がデバイス、みたいなことなんですかねぇ(間違ってたら優しく教えてください)。
「SHELL-GND SHORT(A&B)」という表示は、マニュアルによると
プラグシェルがGNDと導通している場合表示されます。
両側のコネクタが導通している場合はA&Bと表示されます。
なお、タイプC-Cケーブルでは規格でGNDとシェルが接続されることが定められています。
とのこと。
……どゆこと?(2回目)
よくわからんけど、C-Cケーブルならこの表示が出なきゃおかしい、C-Aだったら出なくてもいい?のかな?
よし、C-Cケーブルでこれが出なかったら鬼の首をとったかのように騒いでやろう。
はい次はLEDを見ていきましょう。
LEDの左上4つ(TX1+, TX1-, RX1+, RX1-)が点灯していますが、これは USB 3.0 以上であることを示すようです。
右上の4つ(RX2-, RX2+, TX2-, TX2+)は消灯しているので、USB 3.2 以降には非対応のようですね。
中央の2つ(SBU1, SBU2)は、マニュアルによると
Side Band UseとしてUSBデータ通信以外のデータ(音声や映像等)をやり取りする際に使用するワイヤです。
主にオルタネートモードで利用されます。
これ進研ゼミでやったとこだ!(やってません)
知ってますよオルタネートモード、えーと、USBケーブル経由でディスプレイに画像を表示したりできるニクいやつです。
えーとつまり、この2つが点灯していたら画像出力とかに使えるってことですね。
このケーブルは消灯だったので、オルタネートモード非対応です。
ということで、看板に偽りなしの USB 3.0 ケーブルでした。普通すぎて面白くないな
長くなったので、ほかのケーブルのチェック結果は別の投稿にします。