週?報26(2025/03/23-2025/05/24)

26回目の週?報です。
およそ2ヶ月ぶり。
「週」ってなんでしたっけ。
てへ。


目次


1. 活動内容

1-1. 突板貼りパームレストキット 頒布開始

alglabnet.booth.pm/items/6684601
突板貼りパームレストキットをBOOTHで公開しました。
先日のキーケットではウォールナット版を頒布しましたが、今回はさらにローズウッドとホワイトアッシュを追加しました。
現時点でBOOTHの在庫数は少ないですが、突板は発注済みなので近々補充します。
軽くて質感の良い(個人の感想です)パームレスト、いかがでしょうか。
作る手間はありますがその分お安いですし、自分で作ったものは愛着がわくかもしれません。
幅270mmのパームレストは60%キーボードに向いています。
幅150mmのパームレストは2つ使うと分割キーボードに丁度よいです。

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— alg (@alglab.net) 2025年3月24日 19:19

キーケット2025でリリースした突板貼りパームレストキット、BOOTHでの頒布を開始しました。

木そのものを加工して作られたパームレストはたくさん市販されていますが、こちらは3Dプリント+突板という構造です。
※突板(つきいた):木材を薄く(たいてい厚み1mm以下)切ったもの
よりお手軽な価格で木の質感を楽しむことができると思います。


1-2. Teihai70Hc ファームウェア公開とビルドガイド修正

blog.alglab.net/archives/tei…
Teihai70Hcを購入された皆様、お待たせしました。
QMK/VIAとVialのファームウェアを公開し、あわせてTeihai70Hcのビルドガイドを修正しました。
まだTeihai70Hの画像が一部残っていますが、とりあえず動作する状態にはなんとかできるかと……。

#Teihai70Hc #自作キーボード

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— alg (@alglab.net) 2025年3月27日 0:17

Kailh Choc V2スイッチ対応の日本語配列キーボード「Teihai70Hc(テイハイ ナナジュウ エイチシー)」。
このキーボードのファームウェアを公開し、それに合わせてビルドガイドも少し修正しました。


1-3. 天下一キーボードわいわい会 Vol.8 参加

設置完了。
今回は突板カスタムで揃えました。
メイン会場のA19(窓際のテーブル)です。

#天キー #天キー8

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— alg (@alglab.net) 2025年5月4日 12:42

天下一キーボードわいわい会 Vol.8に参加しました。
いろんなキーボードに触れ、いろんな方とお話ができて、大変良い刺激になりました。
最近、自作キーボード活動の意欲が薄れていましたが、こちらのイベントのおかげでまた意欲がわいてきたという実感があります。
主催・運営の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました🙇

会場で気になったキーボードいくつかについて、以下のツリーにまとめました。
その場で書いたライブ感をお楽しみください?


1-4. キーキャップ試作

ミラーネイルの要領で、キーキャップを金属っぽい見た目にする試み。
結果、金属ぽい均一な光沢ではなくラメ感のある光沢になりました。
ただ、これはこれで需要があるのかもしれないです。

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— alg (@alglab.net) 2025年5月12日 9:08

螺鈿風ロープロキーキャップ。
3Dプリントしたキーキャップにシェルフレークのせてレジンでコーティング。
全体的にちょっと厚塗りになってしまった。
天面はなるべく平らにしたい、塗るだけじゃなくて型に入れないとかな。

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— alg (@alglab.net) 2025年5月16日 20:44

見た目きれいなロープロファイルキーキャップを作ろうと、試行錯誤しています。
完成と呼べる出来にはまだまだですが、ゆるく楽しく頑張ります。


1-5. ブロック玩具による筐体連結テスト

ダイソーのプチブロックでパーツ同士を連結するテスト。
3Dプリントした筐体に凹みを設け、そこにプチブロックを埋めて接着する。
わりとちゃんと連結できる。振っても外れない。手で引っ張れば外れる。高いところから落としたら外れるかな?
分解の機会が多い自作キーボードに向いているかも。

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— alg (@alglab.net) 2025年5月19日 21:54

最近某所で見かけたネタです。
パーツ同士の連結にダイソーのプチブロックを使うという試みです。

自作キーボード界隈ですと、パーツ同士の連結はネジやナットによる固定が一般的かと思います。
最近は磁石を使った固定も増えてきた印象です。
ネジ以外の手法としてプチブロックを試してみたところ、なかなかいい感じでした。

「ブロック部分も3Dプリントで作ればいいのでは?」とも考えましたが、精度や耐久性において市販品(おそらく射出成形品)のほうが優れているだろう、という推測のもとこういうことを試してみました。
いずれこの方式を採用したケースなんかも作ってみたいです。


1-6. UVレジン用の型テスト

透明フィラメント(PLA)でUVレジン用の型を作る実験。
・離型材を使わないと型から外すの大変
・型の壁は薄くした方がよさそう(写真のは0.5mm)(外すときに型が多少は変形しやすくなる)
・UVはちゃんと通すようだ

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— alg (@alglab.net) 2025年5月18日 17:30

UVレジン(紫外線を当てると硬くなる樹脂)で使う型は、シリコン製のものをよく見かけます。
シリコンは柔らかくてある程度の透明度があるので、光で硬化するUVレジンとの相性がよいです。

ですがシリコンで型を作るためにはその前に元となる原型が必要で、しかも私が使っているシリコンの硬化には数時間~1日程度かかります。
そのため、シリコン型はなかなか気軽には作れませんでした。
シリコンではなく3Dプリンターで型が作れるなら、型を作るというハードルがかなり下がるのです。

ということで、透明なフィラメントを使って3Dプリント製の型を作ってみました。
結果、型を薄ーくすればなんとか使えるかな?という感じでした。

使ったフィラメントは「ANYCUBIC 透明 PLA」です。
アフィリエイトリンクです。


1-7. キーキャップ収納トレイの制作

キーキャップを収納するトレイを試しに作ってみる。
キーキャップのサイズや数を指定すると、それに応じたトレイの3Dモデルが作れるようにしてみた。
朝起きたらテスト印刷しよ。

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— alg (@alglab.net) 2025年5月23日 1:50

キーキャップを買うと、透明なプラスチックのケースに入って届くことがありますが、そうではなく袋にガサッと入ってくることもあります。
袋に入ったキーキャップ、保管しておくときの傷や見栄えがちょっと気になってました。
また、自分で作ったキーキャップにも当然ケースなどはなく、保管時に同様の悩みがありました。

その解決のため、3Dプリントでキーキャップ収納トレイを作ってみました。
OpenSCADというCADツールを使っており、各種パラメーター(キーキャップの大きさや数など)を指定して様々な大きさのトレイを作ることができるようになりました。
これでキーキャップの整理および部屋の片付けが進む……といいな。


2. 気になった情報

ちょっと多めなので、今回はコメント控えめです🙇

2-1. Gateron Low Profile 2.0 の静音リニアスイッチ

Gateron Low Profileの静音リニアがあるの知らなかった。
www.gateron.com/products/gat...
既にあるKeychronのロープロ静音リニア
superkopek.jp/products/key…
とはちょっと違うっぽい

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— alg (@alglab.net) 2025年4月29日 22:18

Gateron Low Profile 2.0、静音リニアが複数あることを知りました。
バリエーションが増えるのはユーザーとしてはありがたいです。


2-2. Bambu PLA 半透明が公式ストアで販売開始

Bambu公式の半透明フィラメント、使ってみたい。


2-3. 自作キーボード:クリエイターインタビュー

自作キーボードという作品…ではなく作成者に焦点を当てた、貴重な記事です。
シリーズ化されているようなので、今後も楽しみです。


2-4. サンドウィッチ型キーキャップ

おいしそう。


2-5. PLAにレーザー加工機で刻印

3Dプリントでキーキャップを作る場合、刻印(レジェンド)をどうするか、という課題がつきまといます。
レーザーによる刻印、きれいですね。


2-6. OTDについて

カスタムキーボード製作グループ?OTDと、彼らが作ったキーボードについての記事です。
ものすごい力作(何文字あるんだろう)なので覚悟して?ご覧ください。


3. 散財記録

2ヶ月もあれば色々買ったような気がしますが、思い出さないことにします。怖いので。


4. 終わりに

「週?報」なので、週という単位にとらわれ過ぎないで適当に続けていきたいです。

この記事は、以下のキーボードで書きました。

  • Keyboard: Teihai24Gx2 +突板貼り仕様ケース
  • Switch: Lofree Hades Low-profile POM Switch
  • Keycap: 自作の3Dプリントキーキャップ